森の再生

🌲 皮むき間伐

(編集中)

  樹齢が同じスギ・ヒノキだけの放置人工林は
  生命の持続が難しいです。
  自然の成り立ちにしたがって複合的な雑木林・森に戻るには、
  大変な時間がかかります。

  それまでにどんどん地面も木々も弱っていき、
  広範囲の風倒木や、大規模土砂崩れに繋がってしまいます。
  
  そこで、

  せめて人間が出来ることとして、
  林床に太陽の光が当たるように、間伐をする方法があります。
  弱った放置人工林が森に戻るきっかけ作りをする活動です。

  間伐とは、畑でいうところの間引きです。

  残す木と間引く木をていねいに選木し、
  間引く木の樹皮を剥いて、枯らせます。

  スギ・ヒノキは、枯れると枝葉を落としますので、
  やがて陽が差し込み、
  風が生まれます。

  いきなり伐ると、
  場が大きな環境変化に対応できず、
  かえって負担をかける危険がありますが、
  
  皮むき間伐という手法だと、
  木がゆっくりと枯れていきます。

  なので、

  残った木やそこで暮らすいきもの達も
  その変化に対応しやすいのです。

   ☆

  およそ2年後、枯れた木のうち約半分を
  伐ります。

  その時には水分が抜けた天然乾燥木材として
  有効利用しやすくなっています。
  2m程度に玉切りした丸太は
  女性でも担げるくらいの重さです。

   ☆

  さらに林床に光が入るようになり、
  温度差も生まれて空気が動き、
  多様な植物が根を張り芽吹いていきます。
 
  さまざまないきものが
  複雑に関係して共生する
  循環する森へと再生を始めます。

  
  なぜ放置人工林が増えたのか?
  
  皮むき間伐の具体的な方法は?

🌲 水と空氣の道づくり

(編集中)