木材流通を知る ツアー参加録

六甲山の麓を拠点にされている、森林と町を繋ぐ木材コーディネーターさん主催の「六甲山の木材の流通を知るツアー」に参加して来ました。

小径木用のチェンソー(スチール社201cガイドバー35)で、元口直径50㎝くらいのスギを軽く伐倒する林業のプロの仕事も見ることが出来ました。
牽引の装置、実物を初めて見たかも。
⬆重心が普遍的であり、道路側や見学者の方に倒せないから、使用されたんだと思う。

「隣との境界はモメゴト防止の為、道路側は林に風が入るのを防ぐ為に枯れていても伐らない方がいい」
というお言葉は覚えておかねば。
今までも伐っていないけど、きらめ樹以外の現場で伐っているのを見たし❗

それから、日本の人工林や林業のお話
http://necommune.catfood.jp/archives/903

氣は滅入ったんだけれども、プロの林業家さんのお話は熱くて興味深かったし、面白かったです。
初めてこういう話を聴くような人にも、理解しやすかったんじゃないかな。

【健康な森林は、雨水が川に注ぐ水量を調整してくれる…って話】
「傾斜のあるトコで立ちションしますやん。
低い方に立ってたら、そのまま足にバーって流れてきますやん。
でもね。
そこにコケとかがビシッと生えてたら、ジワジワ流れるから、足にすぐには来ませんやん。
それですわ。」

立ちション経験の無い我々にも、なんとなくイメージ出来るw

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それから、これから酒造りに欠かせない六甲山の水を守る為に、森林保全活動を共同でされていかれるという白鶴酒造さんの資料館にお邪魔し、試作中の秘密のお酒をちょっといただきました。

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数が少なくなったという製材所にも。
先ほど伐倒されたスギの木が運び込まれており、皮も剥かれていました。

一番玉(一番根元だった方・一番太い)は別に使用予定だとのことで、二番と三番玉なのに、きらめ樹の木材より、ずいぶん太い❗

それがスイスイとスライスされていきました。
これは倒したばかりの生の木なので、倉庫で半年程このような積み方で保管されるそう。
それからさらに、人工乾燥を施すこともあるそうで、その後、初めて加工される。

持ち込み製材も受けてくださるとのことで喜んだが、だいたいの価格を聞いてビックリしちゃいました。
色々と内訳を考えたら納得なんだけれど、それでは…無理だー。

とても感じて考えて揺さぶられる1日、勉強になりました。 
参加者さんの中には、地元の木材の利用のヒントを探しに来られたーと仰る方なんかも居て、なんか励みにもなりました。

何かで今後、繋がれたら楽しいな🎵

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