きらめ樹サミット② きらめ樹した7年後には

全国の”きらめ樹”メンバーが、本部がある静岡県富士宮市に集合したきらめ樹サミット☆

2日目の朝は、きらめ樹の副理事(プロのネイチャーガイドでもある)さんガイドのきらめ樹の森ツアー☆

場所は、今から7年前の2010年、4haを2500人のボーイスカウト達ときらめ樹したという元人工林。

まず森にはいる前に振り向くと、全体に茶色い山の中に緑色のゾーンが。

そこが人工林だそうです。
落葉樹の森を伐採して、スギとヒノキの苗が植えられていったところ(拡大造林)。

※ 戦争などで焼かれたり伐り出したりした跡への造林が“復旧造林”。
生き物が循環していた混合林や森を伐採して、利益を出すために造林したのが“拡大造林”。

秋から冬にかけて電車や車の窓から山を見ると、緑色で梢の葉の高さがほぼ均等になっている人工林の部分がよく分かり、どれだけ日本中に多く存在するかに気づけます。

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そしていよいよ森の中へ。
ザクザク歩くと、ある場所で様子が変わります。

目の前が、まだ手つかずの放置された人工林。
地面には針葉樹の枯葉のみで、草もほとんど生えていません。
しーんとした沈黙のオーラ。

そして反対側は、間伐が施された場所で、地面に太陽の光が届いています。
それにより芽吹いた針葉樹と広葉樹(季節的に葉が枯れて茶色い)の幼い木もたくさんあり、ランダムにいろいろな植物が命を育んでいます。
恐らく、間伐の時に残したスギやヒノキの太さも少し育っていることでしょう。

クロモジの木もありました。

リモネンが含まれているのかな?
柑橘の爽やかな香りがします。

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そして奥に進むと、鹿や猪が来ている証拠になる糞や、鳥の羽毛が絡んだ枝などを見つけることが出来ました。

そしてそして‼
沢の赤ちゃんも♪

石の下から、時々ポコンっと大きな水泡と共に水が涌き出てきます。
緩やかな傾斜に添って、静かに澄んだ流れを作り始めていました。

きらめ樹をして7年すると、神様の計らいによる菌類や動植物達の循環により、こんな変化があるのですね。

朝霧高原は標高800mくらいなので、今後、とてもとても豊かなフルボ酸鉄を含む沢になってゆくのでしょう。

百聞は一見にしかず。
魂が歓ぶ景色を、味わわせていただきました。

「ヒトは壊すだけではなく、水源が出来るきっかけを創ることも可能な生き物である」
こんなに早く、それを実感することが出来るなんて‼

きらめ樹を始めて守って拡げてきてくださった幹部のお二人に、さらに感謝が溢れます。
繋げていきたい…

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